こんにちは、こんばんは、KoR89こと畠山薫です。
今日は台風が来てて、ちょっとウキウキしますね。ウォッチングですねw
僕は"都合のいい女"にイライラする大学院生
『ちはやふる』最新刊26巻を買いました(やることがあるのにw)。
結構スラスラ読めて、松屋でカルビ丼を食べながら読み終わりました。
『ちはやふる』は、競技カルタを題材にした少女マンガで、講談社の「BE・LOVE」で連載されています。イメージとしては、ハイティーンから20代後半くらいまでの雑誌でしょうか。
特徴としては、少女漫画の系統としては珍しく"競技"としてのカルタをフィーチャーし、僕の中では"少女漫画"ではなく"スポーツマンガ"に分類されています。
しかも、スポーツ漫画のレベルとしても高く、僕は連載のかなり初期の時から「これは、スラムダンクを超える!」なんて言ったりしています。
しかし本26巻は、まったくスポーツ"カルタ"漫画ではなく、珍しく少女漫画しています。
「こ、れ、が、少女漫画だったな~」と、なんか久しぶりにもやもやしてしまいました。
少女漫画していない本巻の評価は結構高く、Amazonのレビューとしても28件が全て☆5つという、超高評価巻ですね。
その一方で僕が最近買いそろえた漫画で、『ベイビーステップ』があります。
『ベイビーステップ』は、プロ・テニスを題材にした少年漫画で、講談社の「週刊 少年マガジン」で連載されています。特徴としては、主人公が"プロ"テニスプレイヤーを目指し、部活動ではなくテニススクールを主だった舞台をしていることが、これまでの熱血のテニス漫画とは違った点です。
第38回 講談社漫画賞を受賞したり、主人公が同世代で目標としているキャラクターが錦織圭さんをイメージしたりと、改めて今見ると面白いですね。
スポーツ漫画としても、スポーツ描写としてはリアルめ、物語はフィクションという感じです。
でも、努力を分かりやすいカタチで表現している点では、知能指数高め(岡田斗司夫的に言うと)の漫画ですね。
【ネタバレ注意】ベイビーステップとかいうテニヌ漫画
この中でも、主人公・丸尾栄一郎にはなっちゃんという彼女がいます。
同じテニススクール、同じ高校に通う同級生で、同じくプロを目指しており、同世代では前項上位クラスという設定です。
同じ講談社ですが、『ベイビーステップ』を『ちはやふる』を比べると、ある点で大きく違う。
まず両漫画の相似として、スポーツ漫画で割りとリアルめで、主人公が必ずしも勝たないなどありますが、女性に大きな目標があるというのが、恋愛を要素と入れる点で重要なのではないでしょうか。
目標のある女性をどう描くのかが、少女漫画と少年漫画で全然違うわけですよね。
『ちはやふる』では主人公なのですが、目標に対して真剣に考えすぎて、恋愛に対して"バカ"なんですよね。他人からの好意にも気づかず、自分の感情にも気づかないで、夢に向かって一直線。告白されても、何も答えずそれを保留しているわけです。
男性としては、キツイですよね。
その一方で『ベイビーステップ』のなっちゃんは、主人公をテニスに誘い、つまずく度にアドバイスをくれる。そして、たまにデートにも行ってくれる。そして、ある日一緒に散歩し、主人公が告白しようか悩んでいると、なっちゃんから告白してくれる。
「頑張ってる、栄ちゃんが好き」(※栄ちゃんは主人公の名前)
とか、言ってくれる。
、、、おいおい、都合が良すぎるだろ。
なんだろう、こういう"都合のいい女"って今存在するのか?
『タッチ』じゃあるまいし!!
夢を持つ女性って、そういうもんじゃないだろ。
男が譲歩しないといけないような状況が今の恋愛じゃないのか。
なんてことを思いながら、『ちはやふる』の評価が僕の中で高まりました。