2013年11月21日木曜日

全訳・BISGの電子書籍レポート!!

こんにちは、こんばんは、KoR89こと畠山薫です。
電子書籍に関わる面白い記事を見つけたので、全訳してみたいと思います。以下は、全部引用で、僕の意見ではないのであしからず。


BISGレポート - 2,3の電子書籍(ebook)の現状


BISGは、最新レポート「電子書籍を読むことへの意識調査」を発表した。41ページからなるこのレポートは、現状を映し出す非常に魅力的な結論でいっぱいである。主要な部分は、現在の電子書籍の流暢 - 値段と電子書籍機器 - についてだ。他の調査やレポートと同様に、結果は完全なものではないが、しかしながら、学ぶべきことはたくさんある。

電子書籍のマーケットシェア

一般的に多くのレポートが、アマゾンとB&N Nook、Appleが市場の95%のシェアを取っているという結論であった。過去には、B&N NookとAppleがそれぞれ20%のシェアを取っていた。BISGのレポートは全く違った、グラフを描いている。

The question: “Where do you typically acquire ebooks?” - (BISG chart)

アマゾンが67.0%、Appleが8.2%、B&Nが11.8%のシェアをそれぞれ取っている。その他が12.8%残っているが、未だに残っている。その他はおそらくKoboやGoogle、Sonyの販売部門で構成されているだろう。もしくは著者からの直接販売や公共図書館などかもしれない。定期購読のサービスが開始されたばかりであるから、この調査に考慮されているかは疑わしい。次回のレポートにおいては、その他の構成の詳細や増加したかについて知れる資料があることを強く望んでいる。

本のカテゴリー - 電子で読むか、書籍で読むか

全体的に言えば、昨年は約30%がデジタル、約70%が書籍で取引されている。しかしながら、すべての取引を網羅してるわけではないし、全てのカテゴリーで同様の割合で取引されているわけではない。

The BISG report asks: “For those genres you like to read, please indicate whether you prefer to read them in print or in ebook form.” - (BISG chart)

結果は、古くからある考えかたに則したもので、最も電子書籍で取引されているジャンルは恋愛小説(Romance/Erotic)、ミステリー/怪奇小説(Mystery / Thriller)、大衆小説などである。手早く読めるものが、電子書籍でよく取引されている。

14のジャンルのうち、10のカテゴリーでデジタルの方が好きという結果になった。

書籍の方が強い4つのカテゴリーとは、レシピ、アメリカン・コミック、旅行本、ハウトゥーものの本である。これらのジャンルはすでにオンラインでも強いが、伝統的な電子書籍経由でというわけではない。これらデジタルコンテンツの販売の多くが、料理サイト(allrecipes.com)、アメリカン・コミック(comixology)、旅行(fodors.com)、ハウトゥー(YouTube)などで行われているが、電子書籍ではない。電子書籍として含まれていない、アプリは代替的な選択肢として存在している。

子ども向けの本は、電子書籍には含まれていない。しかしながら、絵本(picture books、board books、Activity books)のほとんどが未だに書籍である。それでも、子供向けの需要を満たす革新的で創造的なアプリや代替策が多くある。電子書籍とは一体何なのかという基礎的な定義ですら、疑問符がつく。

電子書籍が出版業界を激震させるようになって、すでに約6年余りが過ぎた。我々は流行や、未来を徐々に見渡さえるようになってきた。これらはすでにレポートされ、分析され、最新化されている多くの情報うちの2,3のデータにすぎない。

みたいなことが書いていました。一部意訳なども含まれているので、あしからず(^O^)/

2013年10月4日金曜日

「デブ思考」の定義を考えよう Part2

こんにちは、こんばんはKoR89こと畠山薫です。
勉強を始めると、めっきりご飯食べなくなるのを治したいです(・ω<)


〜〜「デブ思考」の目的〜〜

僕が「デブ思考」の陥りやすい目的設定を次のように定義しました。
  • 目的
    • 目的の程度が大きい。
    • 特定の目標とその他の目標との相対化が行われない。
まず岡田斗司夫さんは「いつまでもデブと思うなよ」の中で、自分が「グルメ」だと自称しその際に次のような言い方で言い訳をしていました。

「「食べたいものをガマンして30年ダラダラ生きるより、食べたいものを食べて10年グルメで幸せな人生を歩みたい」と考えていた」


つまり、グルメに生きるために他の要因、つまり健康や体重について考慮に入れないという点です。この岡田斗司夫さんのグルメに生きるための行動そのものがすごい。グルメに生きるために、吉祥寺(彼の住んでいる場所)に新しく出来た料理屋さんには必ず出向くというのです。

彼は、元々オタキングを名乗るほど、その世界にどっぷりとハマった人です。彼のように何かしらに執心し、大きな目標を立てやすい(例えば彼の場合、大阪から東京に出てきて映画を作るとか)人は、基本的にはその大きな目的からのプレッシャーを感じ、目的に多くの時間を割かなければなりません。

大きな目的は、目的からプレッシャーを感じ、それを達成するために精神的なリソースや物理的なリソースを多く消費しがちになる。

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次に特定の目標とその他の目標との相対化が行われないというのは、全ての事柄を単一の目標の手段として位置させるというものです。つまり岡田さんの場合だと、グルメであるという目的のために健康を害して痩せる、つまり健康を手段として位置づけたわけです。

しかしよく考えてみると、「グルメ」であることに対して「健康」であることは、お互いに独立した価値を持つものであると言えるのではないでしょうか。結果として、「グルメ」である事のほうが重要であると決断する人はいるとしても、それは必ずしも「健康」を害することを「グルメ」であることの手段としては捉えないのです。

デブ思考は違います。全ての事柄を単一の目的に関連づけながら整理してしまうのです。全ての事柄を単一の目的に、きれいなピラミッド構造で「目的-手段」の関係を築くことは、目的に対して効率的に行動することが可能になると思います。しかしながら問題を孕んでいます。

「 しかしながら、これには欠点がある。単一の目標への集中は成功への達成への理解を助ける。しかし、それは人生の他分野における惨めな失敗との引替えにとなっているかもしれない。人生において顕著な成功を収めた多くの人は、友人や家族との関係の脆さや自分の人間としての成長阻害といった問題をかかえる場合が多い。(中略)個人的な人生の円滑な実現には幅広い人生計画への戦略が求められる。」

『グランド 現代戦略分析』 ロバート・M・グランド

言えることは、これが太っている人に対して一般の人が抱くアンバランス感の正体なのではないのでしょうか?

2013年9月30日月曜日

「デブ思考」の定義に考えよう Part1

こんにちは、こんばんは、KoR89こと畠山薫です。
今日から冬学期がはじまりました。ぶっちゃけ、ビビりまくりですねw

〜〜デブ思考とは〜〜

全エントリーで、岡田斗司夫さんの『いつまでもデブと思うなよ』の定義的な分析を行おうと思った時に、「デブ思考」の定義をきちんと行っていなかったことに気づきました。焦っちゃいました(・ω<)。

それでは「デブ思考」について、簡単に定義したいのですが、、、
その前になんで「デブ思考」なんていうネガティブな思考方法についての発想を持ったという点に話したいと思います。

「デブ思考」とは、ある意味自己嫌悪の思考方法です。
つまり、僕は太って、、、いました。今は徐々に痩せています。それは、「デブ思考」を脱したから痩せたというよりも、大学院に入り勉強が忙しかったからです。今でも、僕は「デブ思考」です。

次に、なんで「太りやすい考え方」とか「太る人はこう考える」みたいな、ちょっとオブラートに包んだ表現にしなかったのかというと、それは「デブ思考」は絶対に失敗する考え方だと思うからです。

正直言うと、「デブ思考」とは誰しもが陥りやすい思考方法であると言えます。
この思考方法の従っている人は、太る=失敗する。それについて説明したいな〜という、ちょっと大きな野望を持っています。

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「デブ思考」を僕が強く感じたのは壮絶なダイエット・ドキュメンタリーが休日の午後に紹介されたのを視聴した時でした。何気なく、というより太ってるんで気になっちゃうんですね。

見ていると、100kgオーバーの男性が60kgになったり、80kgオーバーの女性が50kgになったりと輝かしいダイエットの記録がそこには紹介されていました。しかし僕は同時にこう思ったのです。

「だから、お前は太るんだよ」

ダイエットを行っている思想そのものに大きな嫌悪感を持ったのです。簡単に言うと、「そんなダイエットは出来るわけねぇ」と思ったのです。そして同時に、リバウンドが予想されるダイエットなのです。

テレビで紹介されている彼らは現在でも痩せていますが、体型を維持させるという思考はダイエットとはおそらく異なる方法論なのです。普通はその後、太ってしまう。そして、実は太っている人はそれくらいのダイエットを一度は行ったことがあるのだと思うのです。

彼らは太る時と同じ思考で、痩せた。そして、思考方法の変化がなければ必ず太る。その思考方法とは何か?それを解き明かしたいと思ったのです。

『いつまでもデブと思うなよ』とデブ思考 Part1

こんにちは、こんばんは、KoR89こと畠山薫です。
今日から大学院の後期が始まるので若干ビビってますw

~~『デブ思考』を本にしようとしたきっかけ~~

ボクが「デブ思考」を本にしようと思ったきっかけ、というより本にできると思ったのは、岡田斗司夫氏の『いつまでもデブと思うなよ』を読んだからでした。本書は、岡田斗司夫氏のダイエット経験を「誰にでもできる形」で説明したものですが、いわゆるダイエット本とは一線を画すものでした。


『いつまでもデブと思うなよ』の秀逸な点を、私の定義する「デブ思考」と照らし合わせて考えてみると次のようになります。
  • 目的
    • 目的の程度が大きい。
    • 特定の目標とその他の目標との相対化が行われない。
  • 手段
    • より短期的な手段を採用する傾向にある。
    • 「・・・のみ」「・・・だけ」というタイプの手段を採用する傾向にある。
    • 目標に対して有効だと思われる手段を列挙しがち。
  • 根性
    • 明らかに達成不可能だと思われる目標と手段を達成できると考える。
    • そして、それを実際に達成できる根性がある。
本書で紹介されている「レコーディング・ダイエット」は線で消された項目について完全に否定しています。特に、根性を完全に否定しています。

「 準備はできただろうか?好きなことを我慢する精神力や意志力は必要ない。
 ダイエット商品を買いそろえ、毎週のように追加する経済力も必要ない。
 仕事で疲れきった身体をジムに運び、毎日トレーニングしなければ、というような時間も作らなくていい。
 必要なのは、メモとペンだけ。それだけでスタートできる。 」


本書は根性を必要としない「レコーディング・ダイエット」を永遠と説いているわけですが、それでも本書を読むだけでダイエットを成功できるかというと、いくつか不安が残ります。

問題点は目的にあります。目的の程度が大きいばかりか、特定の目標とその他の目標との相対化が行われていない点です。前者は、120kgの人が60kgになるまでを説明しており、程度は小さくないと思います。後者については、「見た目主義社会」という言葉が、「ダイエット」そのものの価値を絶対的に価値観としている点です。

とここまで書いて、目的、手段、根性の7項目についてもっと正確に定義しないとこの手の議論は展開できないことがわかったので、次回からしばらく定義についえ行いたいと思います。

2013年7月27日土曜日

父と剃刀負け

こんにちは、こんばんは、KoR89こと畠山薫です。
最近、走っていないので、朝に起きれないことが多かったです。

ヒゲ

ボクのヒゲはそんなに濃くはありません。というか、体毛全体が薄いです。どれくらい薄いかというと、僕にはモミアゲがありません。ヒゲが生えるスピードも遅いです。毎日、髭剃りをあてる必要がありません。

一方、父はボクに比べるとヒゲが濃いです。子供の頃には、よく生え途中のヒゲをボクの顔に当てて、擦ってきました。なんとも不快な記憶です。

そんな父はよくカミソリ負けしていました。ヒゲの途中に、ところどころ赤くなっているところがありました。それを見たボクは、子供ながらにカミソリ負けを当たり前のことだと思い、カミソリに対してなんとも言いがたい恐怖がありました。

カミソリ負け

しかしながら、年をとって僕もヒゲを剃るようになって気が付きました。そんなに剃刀負けしないということに。

子供の頃から気がつくべきでした。周りの大人の大半が剃刀負けしていない事実に。口の周りの所々を赤くしている大人を、僕はあまり見かけたことがありません。

なぜ父は剃刀負けするのでしょうか。

父は貧乏性

父が剃刀負けしてしまう理由は、ただの貧乏性でした。それ以外にありません。父はこう思っているのです。

「なんで替刃はあんなに高いのか?」

父は本体を安く販売し、替刃を高く売るシェーバーのビジネスモデルに対して嫌悪感をもっているのです。それはカミソリ負けを辞さない程の敵意でした。

そんな父は日常的な髭剃りは電気シェーバーを利用しています。フォーマルな場に行く際には、きちんとシェーバーをあてて行きます。でも、顔にはカミソリ負けを作っていますが。

2013年5月23日木曜日

"第5回 AKB総選挙速報"のコメント!

こんにちは、こんばんは、院でもAKB好きがバレてきたKoR89こと畠山薫です。
今日はドキドキしましたね。総選挙の順位に全部コメントつけて行きたいと思います。





名前 所属 票数
64 位 木本花音 SKE48 チームE 2,275票

  • 花音ここかよっ!SKEの未来を考えたら、もっと上に行ってほしい!

63 位 田野優花 AKB48 チームA 2,394票

  • 田野ちゃんは去年の事もあって選挙強いな!でも、運営的には順位上がっても推すのか?

62 位 岩佐美咲 AKB48 チームB 2,406票

  • まぁ演歌デビュー後に、その勢い保てるのか。

61 位 宮脇咲良 HKT48 チームH 2,482票

  • 去年みたいなHKTの組織票はもう望めないか。

60 位 鈴木紫帆里AKB48 チームK 2,492票

  • ちょっと意外。この順位で、他の7期11期からの同情票を集められるか。

59 位 矢倉楓子 NMB48 チームM AKB48 チームA 2,535票

  • 遅れてきたMのセンターにとって、今年は正念場。愛梨にもスポットライト当たって欲しいから、まずふうちゃんに頑張って欲しい。

58 位 阿部マリア AKB48 チームK 2,595票

  • 9期以後のメンバーで最高クラスのパフォーマンスで票を集められるのか。

57 位 岡本尚子 HKT48 研究生 2,660票

  • まだまだHKTのオタには、ぶっこむ人間がいるんだな。

56 位 石田晴香 AKB48 チームB 2,665票

  • 武道館のために頑張れ!

55 位 岩立沙穂 AKB48 研究生 2,685票

  • もう少し後に出てもよかった。はっや~い。

54 位 倉持明日香AKB48 チームK 2,699票

  • 同い年、同じ誕生日、同郷だから、個人的には頑張って欲しい。

53 位 菊地あやか AKB48 チームA 2,704票

  • 禊のすんだ今年は、本当の実力勝負か。

52 位 藤江れいな AKB48 チームB 2,710票

  • 真面目な子だから、最終的にはもう少し上位に食い込むと思う。

51 位 朝長美桜 HKT48 研究生 2,740票

  • HKTの未来のセンター候補なら、少なくともフューチャーガールズのセンター。

50 位 前田亜美 AKB48 チームK 2,761票

  • 順位については、現状維持以上の可能性が高いと思う。

49 位 森保まどか HKT48 チームH 2,809票

  • 松岡菜摘票などの周辺票を取り込まないと、順位の維持は厳しいと思う。

48 位 金子栞 SKE48 チームE 2,821票

  • 他のチームEメンバーも入っているから、孤軍奮闘の戦いになるか。

47 位 山下ゆかり SKE48 チームKII 2,864票

  • 同上。めんどくさいw

46 位 大場美奈 AKB48 チームB SKE48 チームKII 2,868票

  • 現状維持かちょっと順位を下げると予想。

45 位 山田菜々 NMB48 チームM 2,872票

  • もう順位を上げると思うが、もう少し上位に来ても良かった。

44 位 市川美織 AKB48 チームB NMB48 チームN 2,948票

  • ん~、、個人的な予想は、50位くらいに順位を落とすと思う。

43 位 木下有希子SKE48 チームE 3,072票

  • PP軍って本当にいるの?投票するの?もきゅの二の舞だけは避けてほしい。

42 位 田島芽瑠 HKT48 研究生 3,080票

  • センター候補に存在する、太オタの全面戦争かな。

41 位 多田愛佳 HKT48 チームH 3,259票

  • 個人的には、今年選挙には出ないのではないかと思った。

40 位 磯原杏華 SKE48 チームS 3,272票

  • ん~圏内は正直厳しいと思う。

39 位 矢方美紀 SKE48 チームS 3,277票

  • こちらはおそらく圏内には入ると予想。入らないと選抜も厳しくなる。

38 位 北原里英 AKB48 チームK 3,507票

  • この辺は結果的に伸びるから、20位前半と予想。指原とどこで差がついた。

37 位 高城亜樹 JKT48 チームJ AKB48 チームB 4,114票

  • ジャカルタ票は、速報よりも本発表のほうの大砲だから、まだまだ票が読めない。

36 位 片山陽加 AKB48 チームB 4,118票

  • 順当か、もう少し順位を落とすと予想。

35 位 武藤十夢 AKB48 チームK 4,195票

  • 案外地道に票を伸ばしてて、よく分からん。

34 位 古川愛李 SKE48 チームKII 4,392票

  • アンダーガールズ入りしてほしい。ん~1万3・4千票かな?

33 位 川栄李奈 AKB48 チームA 4,457票

  • りっちゃんは、めちゃめちゃイケてるの影響をギリギリまでかき集めれば、もっとバク上げすると思う。

32 位 松梨奈 SKE48 チームKII 4,493票

  • ふんわりしすぎて分からんな。正直SKE選抜にはいてほしい。

31 位 上西恵 NMB48 チームN 4,640票

  • 目の大きい美人だからか~。

30 位 中西優香 SKE48 チームS 4,654票

  • これで箱推しが投票するコンセンサスがとれたと思うけど、反面期待だからSKEをもっと良くしてほしい。

29 位 大矢真那 SKE48 チームS 4,703票

  • さすが教祖。良い人だもんね。

28 位 高柳明音 SKE48 チームKII 4,824票

  • 個人的にはネタキャラだから、それを乗り越えてK2箱推しからの真剣な投票を目指すひつようがあるかな。

27 位 入山杏奈 AKB48 チームA 4,864票

  • やっぱりりっちゃんよりも正統派美人の方が強いのか。

26 位 峯岸みなみ AKB48 研究生 4,875票

  • みぃちゃんはもう少し順位をあげると思うけど、選抜入りは厳しいか。

25 位 斉藤真木子SKE48 チームS 5,051票

  • おぉぉぉ、昇格祝いか。おそらく最終的には圏内ギリギリかな。

24 位 兒玉遥 HKT48 チームH 5,096票

  • この1年は、センターからの重圧から開放されて、かえって魅力的に見えたのが良かったのかもしれない。

23 位 薮下柊 NMB48 チームBII 5,539票

  • ここでB2オタの底力を見せないと、本格的なテコ入れもあるかもね。そのためにシュウのこの順位は保つ必要があるかも。

22 位 梅田彩佳 AKB48 チームB 6,030票

  • おそらく最後まで伸びて選抜入るか入らないか、ギリギリだと思う。

21 位 梅本まどか SKE48 チームE 6,055票

  • 個人的には、梅ちゃんの底力を信じてるから、めざせアンダーガールズ入りだな。

20 位 小嶋陽菜 AKB48 チームB 6,502票

  • まぁ、結局最後は伸びるし。でも、神7入りは絶望的?

19 位 小林亜実 SKE48 チームKII 6,536票

  • 順位を落としても、SKE選抜入りを目指して順位は保ちたい。

18 位 高橋みなみ AKB48 チームA 6,598票

  • まぁ、最後は伸びるし。

17 位 松村香織 SKE48 研究生 6,616票

  • 案外、このまま順当に票数を伸ばして、アンダーガールズは果たしそう。

16 位 木崎ゆりあ SKE48 チームS 6,891票

  • SKEの次世代の先鋒として、是非選抜入りを目指して、次回は選挙なしで選抜入りしてほしい。

15 位 篠田麻里子AKB48 チームA 7,126票

  • まぁ、最後は伸びるし。

14 位 板野友美 AKB48 チームK 7,407票

  • まぁ、最後は伸びるし。

13 位 山本彩 NMB48 チームN 8,097票

  • おそらくこの順位を保ってフィニッシュ。

12 位 宮澤佐江 SNH48AKB48 チームK 8,567票

  • ボクがまだ投票してないから、もっと順位上がるよ。ってか、上げるから。

11 位 須田亜香里SKE48 チームKII 8,753票

  • 握手会の女王の強さは、本物か。ボクは選抜入りする可能性は消えてないと思う。

10 位 渡辺美優紀NMB48 チームN AKB48 チームB 9,163票

  • この順位でフィニッシュしたほうが、今後の48グループにとっても面白いと思う。

9 位 横山由依 AKB48 チームA 10,616票

  • 過呼吸で壇上で倒れるゆいはんが見たい。ただそれだけ。

8 位 柴田阿弥 SKE48 チームKII 11,530票

  • これで他のあやちゃんファンも奮起するかも。少なくともアンダーガールズ入りは確定か。

7 位 島崎遥香 AKB48 チームB 11,832票

  • ボクの2年前の予言が本物になる日が来るのか。

6 位 松井玲奈 SKE48 チームE 12,177票

  • 玲奈ちゃんが、これからのこじはる的なポジションになってほしい。神7との最後の戦いになると思う。
5 位 柏木由紀 AKB48 チームB 12,887票

  • 強いな~。玲奈ちゃんとの清純派(?)争いが見ものかな。

4 位 松井珠理奈SKE48 チームS AKB48 チームK 13,656票

  • 最後まで諦めず、優子を抜かすくらいの勢いを持ってほしい。

3 位 大島優子 AKB48 チームK 14,000票

  • どれくらい本気なのか、、、やはり今でも1位候補であることは変わらない。

2 位 渡辺麻友 AKB48 チームA 14,885票

  • また2位フィニッシュの可能性が高いかも。

1 位 指原莉乃 HKT48 チームHHKT48劇場支配人 28,563票

  • 2位に約2倍の差をつけての1位は、太オタとかの影響を超越していると思う。さっしーの1位は全然ウェルカム。

全体的には、SKEのチームEの躍進に驚いている。しかしながら、チームEは大量にランクインしてしまったため、チームE推しの人の票をカニバリしてる。もしかしたら花音が圏外の可能性さえある。また、NMBがなかなか伸びてこないことに驚いている。個性的なメンバーが多いから、票を集中させることが出来なかったのかもしれない。

1~10位は、案外このメンバーのままフィニッシュしても面白い。ちょっと阿弥ちゃんが場違いなだけで、十分魅力的でワクワクする。




2013年5月4日土曜日

雑記4 ~日本人と中国人~

マーケティングの課題にひとまずの区切りをつけた午前2時43分に、
こんにちは、こんばんは、KoR89こと畠山薫です。
マーケティングのグループで一緒になった中国人のCさんとの帰り際の会話を紹介します。

雑記4
~日本人と中国人~

自衛艦へのレーダー照射

話題になった事件とは、海上自衛隊の護衛艦に中国海軍のフリゲート艦が射撃管制用のレーダーを照射したというものです。射撃管制用のレーダーを照射したというのは、つまりミサイルに感知されピピピッと鳴っている状態であり、相手に攻撃の意志があることを表しています。父が言うには、これが実行されたということは、ほとんど開戦の意味があるそうです。

中国の国防、外務両省は公式見解として、使用したのは「(照射レーダーではなく)監視レーダー」で、日本側の説明は「捏造(ねつぞう)」としている。だが、米国なども事実関係を認める中、これ以上の隠蔽(いんぺい)はできないと判断。内部説明に、勝手な「国際法」をでっち上げたものとみられる。 
自衛艦へのレーダー照射「日本が国際法に抵触」 中国海軍が内部説明で捏造 http://sankei.jp.msn.com/world/news/130425/chn13042513200007-n1.htm
 その後、日本の主張(射撃管制用レーダーを中国が照射した)を否定する声明が中国側から発表されましたが、日本はこれに対して十分な情報を提示出来なかったように思います。

この事件を面白いと思った日本人のボク

この事件で日本があまり積極的な情報を開示できなかったのを見て、ボクは改めて「中国人ってすごいな」と思いました。なぜならこのウソは、突き通せるウソだからです。

日本はここ70年ほど戦争の当事者になったことのない幸せな国ですが、完全に平和な国とは言えません。国家として当然のごとく、領土問題を抱えています。ロシアと北方領土、中国と尖閣諸島、韓国と竹島の領有権を互いに主張しあっています。いつ戦争になってもおかしくありません。さらに日本に良い印象をあまり持っていないだろう北朝鮮などを加えると、常に5カ国のプレイヤーが存在することになります。

その戦いの中心は日本海や東シナ海であります。そこでの軍事行動(つまり、日本側から言えば自衛行動)は、実はそれぞれの国家を守るための最高機密であると言えるでしょう。だから、例えば中国の主張がウソだとしても、それをウソだと証明するための情報は日本の最高軍事機密なのです。

例えば何回レーダーを照射されたのか、何秒照射されたのかを公表するとします。様々な要因が複雑に絡み合った中で、実は3回レーダーを照射したはずなのに1回しか感知できていなかったら、レーダーを感知するまでに3秒のラグがあったら、これらは戦争の勝敗を左右する決定的な情報になりかねません。

頻繁に戦争をしている国なら、機械の性能に自信を持てたかもしれませんが、戦争を近年体験していない日本ではそこまで思い切った行動をとることが出来なかったのでしょう。仮想敵国が中国だけならまだ良いですが、他に四カ国もいる状況ではなかなか難しいと思います。

そういう中国人の意図としたたかさに改めて舌を巻き、「ウソをつくタイミング」について教えてもらった気がしました。

この事件を面白いと思った中国人のCさん

Cさんにこの話をすると、彼女は日本人と中国人の違いについて語ってくれました。

この事件が中国のSNSで話題になった時に、ある中国ユーザーが中国のことわざで「妊娠しなかったからいいじゃないか」という意味の言葉を発し、それに対して朝日新聞の記者が「まだ妊娠してないだけかもしれない」と返したそうです。この記者の発言に対して、中国人は皆失笑してしまったようです。

中国のことわざでの妊娠は、つまり戦争にならなかったら良かったじゃないかという意味らしく、結果についてウジウジと「戦争になるかもしれないじゃないか」と言い続ける朝日の記者は滑稽に見えたようです。

彼女が言うには、やはり中国人にとっては「結果」が非常に重要で、結果の「原因」が問題になることがあっても、原因を行おうとした「意図」そのものにはほとんど関心が払われないそうです。

一方で日本人は行動の意図を非常に重視します。例えばそれは内心とか本心などの言葉と同義です。「本心では違うと思っていたのに、あの会議では賛成せざるおえなかった」などはよく出てくる言葉で、日本人の行動と意図が別々に存在することを意味します。

時には行動を伴わない意図などが重視されたりしますが、中国人は行動と意図が常にセットであり、それがどう結果に繋がったのかが注目されます。それは中国人にとって意図がないわけではなく、行動に出ない意図に価値を置かないという意味だと思います。

この本心や内心という言葉で意図を表現する日本人の精神構造をCさんは、おもしろいと表現しました。やはり彼女も、中国人と日本人が違うという原因(精神構造)を思いを巡らせたのでした。

ボクはやっぱり日本人だった

振り返ると、ボクが中国人に感心したのは行動の「意図」の部分でした。「ウソをついても絶対に日本は情報を開示できないから、ウソを突き通せる」という意図そのものに感心し、それを実行した点についてはほとんど評価していませんでした。

実は、日本人の人間関係を非常に難しくしている点は、この内心や本心だと個人的には感じています。日本人の行動には偽があり、それを見極める必要が常にあるということは、非常に高度な観察能力だけではなく、精神的な緊張を強いることになると思います。

そればかりではなく自己認識でも活動と精神が一致しないことを許すことになり、「本当の自分はこれではない」といった一種の倒錯した勘定を持つことになる可能性があるのではないかと思います。ボク個人としては、自分の行動はすべて自分の感情そのものであり、そこに偽はないと考えるようにしています。そちらの方が精神衛生上、健全だと思うからです。

2013年5月2日木曜日

雑記③ ~水曜どうでしょうの「シカ」~

課題が終わらずに、なかなかブログ書けませんでした。
KoR89こと、畠山薫です。

雑記③

水曜どうでしょうに現れる、2匹のシカ。

「シカでした。」

水曜どうでしょう マレーシアジャングル探検 「シカでした」


水曜どうでしょうには、彼らの旅を盛り上げた2匹のシカがいます。一番有名なシカは、上記のマレーシアジャングル探検の第4夜に出てくるシカです。

マレーシアジャングル探検は、水曜どうでしょうの第二弾の海外ものとして企画されました。この時期のどうでしょうといえば、まだまだ深夜ローカルの足場を固めている時期であったと言えるでしょう。

想像してください、まだまだローカルタレントの域を出ていなかった彼らが、安らかな家を飛び出して、明かりのないジャングルの掘っ建て小屋で一夜を過ごす恐怖を。どんなに月が出ていても高い木に阻まれて、地面には光が届かない深い闇を。普通の人間が闇の中で、どのように極限を迎えるのか。

何かが見えてくる。何が見えてくるかって?
そうトラが見えてくるのです。

「しりとりやろう」

妹が急に「しか」と言い始めました。それに対してボクは「かに」と返し、さらに妹が「にんげん」と返して、しりとりが終わりました。

この急なしりとりは、友人が水曜どうでしょうを見始めたのに対して、ボクが「虫おいかよ〜」と返したのが始まりです。さらにそれに対して妹が反応し、「しか」と言い始めたのです。ボクも妹も水曜どうでしょう藩士の一人なので、何をしたいのか察してしまいます。

この一連の流れは、ヨーロッパ・リベンジ 北欧の旅からです。
『大泉さんが壊れる』

ムンクの「叫び」でも有名な北欧は、人間の何かを壊していきます。美しすぎる風景は、実は退屈なのです。それに加えて北欧の旅は走行距離は短いものの高速が存在せず、非常に長い時間走行しなければならないため、心理的なストレスが非常に高いです。

北欧の旅を続けて、どうでしょう班は徐々に壊れてしまいます。
一番最初に壊れたのは、大泉さんでした。ノルウェーのナルヴィクを過ぎたあたりでぷっつりと彼の何かが壊れてしまいました。

彼の姿は、音楽に動物的に反応するチンパンジーのようです。彼の憔悴しきった顔には無精髭が生えており、よく言ってもイケメンとは言えない彼の顔は、さらに動物的な何かに見えてきます。

「とるるぅ、とるるぅ、とるるぅ、とるるぅ、るるる」
「イェーイ、乗ってきた」
「今ここで、ぐるんぐるん回りたいんだよな」

こうやって、大泉さんはムンクの気持ちを悟ってしまうわけです。
リハビリのために藤村Dが壊れてしまった大泉さんと話している時に、大泉さんが「しか」と急に言い始め、「しりとりやろう」という流れになりました。

そう思うと、、
どうしたんだろう妹、、、疲れているのかなw

2013年4月23日火曜日

雑記② ~文章を「描く」ことの難しさ / なんでオタクはジャンプするのか?~

雑記が三日坊主にならないようにがんばります。


文章を「描く」ことの難しさ

今回、文章を描くことの難しさについて日々実感しています。ここでいう文章を「描く」というのは、一文を書くというよりも文章の全体図を構築することです。近頃では、この点に自分の力不足を実感します。

僕はそこまで文章を書くことを苦手に思っているわけではありません。一文レベルで意味の分からない文章を書くことは少ないと、自分では認識しています。しかしながら、一文で表せないような複雑な理解や認識を表現するには、当然それに合わせた文章の構造が必要になります。

文章を読んでもらう機会を得て、僕のつくり上げる構造そのものが、他人には分かりにくいことに最近気が付きました。ぶっちゃけると、僕はずっと自分の理解を自分が分かるように文章に表現するところで止まっていました。例えば、「全体として文章にStructureが足りないので、そのよさが伝わりきれていないと思います」とか他人からコメントされてしまうわけです。

僕は文章を整理整頓してしまうことに集中してしまいます。なるべく誤解が生まれにくいように作ります。だから定義とか割りとしっかり書くようにしますし、段落の最初と最後で同じ事を繰り返すように気を付けます。

しかしながら、それらを多用すると文章の各部分の重要度の濃淡が描ききれず、読む方にも単調な読み方を要求してしまうわけです。文章の構造から描き出される、重要な部分にスポットライトを当てる方法論を得なければならないと考えています。

なんでオタクはジャンプするのか

サクラ大戦 【NHK】ゴールドディスク賞 檄!帝国華撃団



この動画を見て、十人十色の感想があると思います。単純に「賞を獲得して、嬉しそう」とか「歌に感動した」とか「サクラ大戦が好き!」。もしくは「さすがにイタいだろ」とか思う人もいるかと思います。

最初に僕がこの動画を見た時、「オタクがその趣味を大衆の前で表現するのは、なんて感動的なんだろう」と思いました。学部生時代に、たくさんの人前で特に上手くもないダンスをコスプレして披露しているオタクを見て、泣きそうになったのを思い出しました。

それは僕がオタクであるからこその感動であるといえるでしょう。

しかしながら、そんなオタクである僕でも他のオタクのよく分からない習性があります。オタクはなぜかテンションが上がるジャンプし始めるのです。それも「ピョーン、ピョーン」といった形で、マサイ族のジャンプみたいに長時間にわたりジャンプし続けるのです。この動画のオタクでも、列の右側(上手?)にいるオタクはず~っと飛んでいます。

僕のなかの仮説の中で一番有力なのは、歌っている人へのアピールです。例えば今回では、歌っている声優の横山智佐さんに彼女を応援している自分の姿を認識してもらうために、つまり目立つためにジャンプし続けているわけです。ぶっちゃけこのアウェイな場所で、横断幕やらサイリウムやらを持っているだけで十分に目立っていると思います。

オタクの特徴として、ひとまず「認識」してもらうことに全勢力を注入してしまうあまり、それが相手に、もしくは周りにどう受け取られているかについて配慮に欠けてしまうようなことが多々あることでしょう。

段々文章が長くなって結構しんどいですね。

2013年4月22日月曜日

雑記① ~町の電気屋のナゾ / マーケティングとは?~

ちょっと新しい試みとして、雑記的な小さな発見等々をまとめてみたいと思います。
おそらく内容は多岐に渡ると思いますが、基本的には経営学とかAKBのことが中心になるのではないかと思います。

雑記①

町の電気屋のナゾ

町の電気屋で、誰が客として入るのか不思議に思うような店が駅に1つぐらいあると思いますが、その中でも"Panasonic"という文字をデカデカと掲げている店があると思います。

これを「パナソニック・ショップ」もしくは、「ナショナル・ショップ」と呼びます。

いわゆるパナソニック・ショップです。

こんな町の電気屋さんを見ると、利益的にやっていけるのかどうか不思議に思うことも多いと思います。

現在、電気製品を買おうと思ったら、手軽にならamazon、実物が見たいなら大きな駅の電気屋さんだと思います。このような町の電気屋さんには、どの程度のものが置いてあるのか検討もつかないので、なかなか訪れることもありません。

しかし高度経済成長期には、このような「ナショナル・ショップ」は死ぬほど儲けました。それはものがない時代に、電化製品を買うところはココにしかなかったからです。そのように儲けたお金を彼らは、何に投資したのか。お世話になったパナソニックの株を買ったのでしょうか。違います。

彼らの多くが、土地を購入し、アパート経営に乗り出しました。現在の収入の多くが、アパート収入です。つまり、多くの町の電気屋さんは、ただのハリボテ(言い過ぎだけどw)で、アパート収入で生活しているのです。

TBSとか朝日新聞が、実は土地で儲けているという話を聞いていたので、過去に儲けたモノが土地を買ってそれを運営するのはよくあることだと思いますが、案外、ちゃっかりしてますねw

心配してたのに。。。

マーケティングとは?

学部時代は、賃金や人事とかわりと経営学の中でも組織系が多かったのですが、院ではマーケティングや戦略論系を勉強しようかと考えている昨今です。

なぜそのように思ったかと言うと、アルバイト先で社員さんからノウハウをヒアリングしてまとめる仕事をしている時に、社長から「ノウハウは、マーケティングの部分だけに絞ってまとめてほしい」という要望受けたものの、何を言っているかわからなかったからです。結果的には要望に応えたものになったものの、今思うとただの偶然でした。

さらに、facebookページを作ろうと思っている時にも、暗礁に乗り上げてしまい、こちらは失敗した経験をしたので、自分がいかにマーケティングを蔑ろにしていたかを痛感してしまいました。

現在、院に来てマーケティングの全体像が以前よりも明快に分かるようになりました。僕の理解を自分の言葉で表すと、マーケティングの最初の一歩は、自己排除と想像力です。

願望や目的、そのような自分に関わるものを全て排除して考え、他者の満足だけに焦点を当てる。しかしながら、他人の満足ほど見えにくいものはないから、それは想像しなければなりません。もしくは類推しなければなりません。結果的に想像という作業を含めると以上、自己を排除することが困難になってしまいます。

正しく自己を排除して、他者の満足を想像する。

これこそマーケティングの基本なのではないでしょうか。

この程度の雑多なものなら毎日書き続けられそうですw




2013年4月9日火曜日

『恋を語る詩人になれなくて』を聴いて欲しい

こんにちは、こんばんはKoR89こと畠山薫です。
「急に君に『恋を語る詩人になれなくて』のブログを書きたくなったんです。
読んで貰えますか?」

『恋を語る詩人になれなくて』



『恋を語る詩人になれなくて』とは

『恋を語る詩人になれなくて』は、SKE48 teamS 3rd 『制服の芽』公演の第一曲目です(Overtuneを除いて)。個人的にはSKEの中でも三指に入る曲です。

「急にこの曲について書きたくなった」のは、アイドルの曲ってそんなに良くないよねと言う方にこの曲を薦めたいのと、この曲を聞くたびにその歌詞の意味に思いを巡らせてしまう自分がおり、先ほどのランニング中にまとめたくなりました。

SKEの中でも基本的には良曲として知られるこの曲は、SKEとも縁の深い鉄平が自身のラジオ番組の中で局の慣例(アイドルの曲を流さない)を破って電波に載せたことで、最近また注目されました。

【速報】SKE48 ZIP-FM初ON AIR曲は恋を語る詩人になれなくて!!:SKE48まとめエンクラ

曲名の鮮烈さ

『恋を語る詩人になれなくて』という曲名はなんとなくネガティブな印象しかありません。まず、否定形の曲名というのは基本的には避けられると思います。例えば、「僕は明治大学生である」と「僕は東大生ではない」は言わんとしていること一緒ですが、厳密の意味は違います。

何かをビシっと伝えるには、「~である」と言い切ったほうが良いのです。

しかも、否定する言葉の合わせが悪いです。「恋を語る詩人」は全体的にポジティブな印象しか受けません。それを否定するということは、恋を語れないのか、それとも違うものを語るのか、受け取り手にモヤモヤした感覚を与えると思います。

しかしながら、それが逆に鮮烈であるとも言えるでしょう。

当然ながらこの曲も秋元康作詞でありますが、秋元康は否定形の曲名を作る天才と言えるでしょう。他にも48グループだったら、『アイドルなんて呼ばないで』も印象的です。


彼のデビュー曲の『言葉にしたくない天気』は否定形の曲名であり、池田聡に提供した『思い出さない夜はない』は、言わんとしていることは「毎日思い出している」ということです。でももちろん『思い出さない夜はない』の方が苦しんでいるニュアンスが伝わってきます。「本当は忘れたいのに、どうしても忘れられない」、そんな感覚がまじまじと伝わってくるのです。

『アイドルなんて呼ばないで』も、歌ってる本人はアイドルである、もしくはアイドルと呼ばれているという類推することが出来ます。実際に歌っているのは前田(敦)・峯岸・小野・河西であり、彼女たちはまさしく”アイドル”そのものであると言えるでしょう。

この曲名も「恋を語る詩人になりたくてもなれない」、恋をしている気持が今にも口から出てしまいそうな、そんなモヤモヤ、ウキウキした印象を受けるのです。

歌詞の良さ

これまで曲名からのみ受ける印象について述べて来ましたが、本格的に歌詞についても触れていきたいです。歌詞については、全部引用するとなんか摘発されてしまいそうなのでw URLを引用したいと思います。

さて歌詞をよく読むと、恋を語る詩人になれないのは当然です。なぜなら、君をみているのは「野に咲く花」なのです。おそらく次のような場面なのではないのでしょうか?
女の子が校庭の樫の木の下でボートッしているのを、野に咲く花が見ている。 
「君は何を考えているのだろうか。ボクは何も出来ないから、ボクを照らす太陽のように見守ろう。」 
女の子が、樫の木の下から走りだした。 
「何かを探すために、走りだしたのだね。それが青春か。」
ぶっちゃけると、これ以上の情報はありません。ここにときめきや切なさ、愛しさといった心情をのっけると、『恋を語る詩人になれなくて』になります。でも、聴いているだけではそのことには気が付きません。なんとなく、そういった感情そのものが「野に咲く花」のように健気であるかのように思えます。

まぁ更に、これをアイドルが歌い、ファンが聴いているということを考えると、どのように感じるかは言わずもがなではないのでしょうか?

個人的には、「ときめきはときめきのまま、」の部分が一番好きです。

曲調の良さについて

48グループ全体を通してギターのサウンドがすごく良いです。適度鳴いてるし、すごくポップで、メロディアスです。J-popのギターのいいとこ取りです。

特に音作りが好きです。ギターの音作りは、ギタリストの才能の半分を占めていると個人的には思っているので、歪ませすぎず、歌があるところではきちんと聞こえる(だろう)音作りがすごくいいです。強く歪ませていないから、ちゃんとピッキングによる音のメリハリがつくようになっているため、特にソロのギターが歌っています。

まず前奏は「恋をかたる〜詩人になれなくて〜」のメロディ部分を展開しています。歌のメロディをギターで展開すると、冗長になるような部分が多々見られるのですが、前奏の後半部分は非常にギター的です。

また間奏は、メロディアスというよりも一部速弾き(正確には違うけど)部分や、ピッキングハーモニクスやチョーキングのようなギターらしいフレーズが前面に押し出されています。加えて、ギター特有の停滞感を作りながらも最後はうまく盛り上がるように、特にダンスが盛り上がるように構成されているでしょう。そして、そのギターのソロに合うようにSKEのダンスも構成されています。

SKE48のダンスについて

SKEは、48グループの中でもダンスに特に力を入れているグループとして知られていますが、元気いっぱいで、大きな動きが多く、個人的な表現力よりも振りが揃っていることを重視しています。その中でも『恋を語る詩人になれなくて』は随所に工夫が見られます。

曲が始まるとみんなが振り返りますが特に松井珠理奈が印象的で、その笑顔を見るとSKEのセンターであることを再認識します。そして、前進しジャンプします。ジャンプのような振りそのものや、その高さがAKBにはないSKEの特徴です。

私が特に好きな振りは、「(詩人に)なれなくて、言葉を語るより」のサビの途中部分です。見る際には、是非遠くから見ていただきたいのですが、その場で回転する振りで、一列目と二列目が別々の動きをしています。まず「なれなくて」では、左右の回り方が違い、同時にしゃがむタイミングが交互になっているので、ひと目ではその動きの全体像を把握することはできません。その後の「言葉を語るより」も同様に、しゃがむタイミングが前後で違います。

このタイミングが綺麗に揃っているので、一見複雑で不規則に見えるダンスにも何かしらの規則性があることを直感することができます。

終わりに

ボクは特にダンスに詳しいわけではありませんが、それでもSKEのダンスからは躍動感のようなものを感じざる得ません。その躍動感をもっとも感じるが、SKE48 チームS『恋を語る詩人になれなくて』なのです。

近頃最も平均的にCDが売れているジャンルがアイドルだと思います。そのため錚々たる面々が48グループに限らずアイドルに楽曲提供をしています。更にちょっと冒険的な試みをしたからと言って、曲を買わないといったことも少なく、作曲家としては少し歌が下手な女の子が数人歌うという制限だけで様々な挑戦ができるのも多くのメリットが有るのではないのでしょうか。

まぁ48グループの公演曲の中にはすごく良い曲、例えば「てもでもの涙」「逆上がり」「白いシャツ」「愛の数」「長い光」等々あるので、出来れば聞いていただけると嬉しいです。
白いシャツ
逆上がり
愛の数
長い光

2013年3月25日月曜日

羽生とジョーダン ~歴史を変えた天才の系譜~

こんにちは、こんばんは。KoR89こと、畠山薫です。
今日は「ニコ生電王戦緊急対談」で行われた、羽生善治さんとドワンゴ会長の川上量生さんの対談が非常に面白かったので、少しハブさんについて書いていきたいと思います。

羽生とジョーダン

~歴史を変えた天才の系譜~



会談の趣旨

この羽生善治さんと川上量生さんの会談は、現在行われている 人間 対 コンピューター の棋戦である電王戦を迎えるにあたって行われました。そのため人間とコンピューターの違いや、将棋とITの接点から見えてくる化学反応などが対談の中心でした。

僕の知る限りの羽生さんの対談の中でも、特に羽生さんが楽しそうに会話しているのが非常に印象的でした。彼のようなその道のプロは質問される側であることが多いと思うのですが、対談相手が彼が興味をもつ分野(コンピューター・サイエンス)の経営者である川上さんであったこともあって、彼が逆に質問することも多かったです。

頭の良い人に典型的に現れる、頭の回るスピードが口のスピードを追い越してしまって、微妙に挙動不審になる羽生さんの姿が久しぶりに長時間に渡り、しかも連続して見れたのが個人的には微笑ましかったです。羽生さんは、将棋界でも公に立つことが多いこともあって、こういう場では割りと平静を装うことが多いので、なおさら印象的でした。

人間とコンピューター

僕も僕なりの人間とコンピュータの関係性について持論を持っています。僕の領域から言えば、どれだけ経営にコンピュータを利用することができるのかということです。個人的には経営学とコンピュータは相性が良いように思います。それは組織内の多人数のシュミレーションは、人間の頭よりもコンピュータに任せてしまったほうが良いと思うからです。

経営学の一つの側面は、おそらく完成しないだろう組織のシュミレーションのアルゴリズムを作り続けることだと思うからです。

そのように出来た不完全な(いつかは完成するかもしれないけど)アルゴリズムは、まったく無価値なのかと言われると、決してそういうわけではありません。つまり不完全だと分かっていれば、そしてどのような点で不完全なのか分かっていれば、途中まではコンピュータが計算してくれるからこそ、最後の計算、つまり決断の精度を上げるために利用できると考えています。

さて、僕はコンピュータの専門家ではないので、前置きはこのへんにして、本題に入りたいと思います。

羽生善治という天才

天才とはどんな存在であるのでしょうか?

僕の中には、天才に対するはっきりとした人間像があります。それに照らし合わせると、例えばイチローは天才ではありません。僕の中では、イチローは突出した才能がある人間ですが、天才ではないのです。どうして僕はイチローを天才と呼ばないか、それについて羽生善治とマイケル・ジョーダンという二人の天才を見ていきたいと思います。

羽生さんは将棋界の歴史を変えた人物であることは、言うまでもありません。彼の偉業と言えば、Wikiから引用すると「1996年2月14日将棋界で初の7タイトル独占を達成。」や6つの永世称号、タイトル獲得数歴代単独1位などに象徴されていると思います。圧倒的な強さ、その強さだけでも彼は偉人なのです。

しかしながら、僕が彼を天才と断定するにはある決定的な理由が一つあります。
羽生とほぼ同じ年齢にトップクラスの実力者が集中しており、彼らは「羽生世代」と呼ばれる。
この事実に他なりません。羽生だけが圧倒的に強いと将棋を知らない人は思っていますが、そうではないのです。実は羽生の世代(今40歳前後)が他の世代に比べて、特に前の世代と比べて圧倒的に強いのです。

この世代が将棋の歴史を変えた世代であり、そして羽生がその震源地であったのです。

羽生のパラダイム・チェンジ

羽生が何を起こしたのかについて、極めて分かりやすく説明されています。

羽生出現前夜をおおまかにまとめると、以下のようになります。

  • 定跡というある程度整備された手順が、羽生が現れる頃には完成していた。
  • 定跡に沿うと、どちらが勝つかはほぼ決まってしまう。
このような状況になって、定跡が整う前に積極的に戦いに出るという新しい戦略を羽生は採用します。パッと見では、早い段階でコマ同士が戦い合う素人の将棋のようになってしまいますが、むしろ定跡が整っていない未開の地平だからこそ、どちらが勝つか分からない実力勝負になるのです。

そのような地平を開拓し、羽生は7冠を制覇します。

そして、そのようなパラダイム・チェンジは彼の世代以降にも大きな影響を与えます。多くの棋士が彼と同じ戦略をとるようになるのです。つまり、これまで彼だけが取っていた戦略を多くの棋士が採用するようになり、優位性が徐々に薄らいでいったのです。

それでも羽生が強いことは、今でもまったく変わりはありませんが。

マイケル・ジョーダンという天才

さて分野は変わりますが、バスケットボールの歴史を変えた人物としてマイケル・ジョーダンが挙げられます。エア・ジョーダンやバスケットボールの神様などの異名があり、そのプレーはいま見ても感動を覚えます。

そればかりではなく、野球やアメフト、アイスホッケーに比べてマイナーであったバスケットボールを一躍トップスポーツにしたばかりではなく、彼のシグネチャーモデルがナイキから発売されるなどマーケティング手法としても前例のないものでした。

彼はバスケット選手としてばかりでなく、スポーツ選手としても天才でした。

NBAの今

しかしながら、全盛期のジョーダンが今NBAに現れたとして、過去のような活躍ができるのかと言われると、残念ながら出来ないと思います。すでに彼が活躍できた時代は、過ぎ去ってしまいました。

ジョーダンの全盛時代は、スピードとテクニックの時代でした。

今は違います。今はスピードとテクニックとパワーの時代です。次期マイケル・ジョーダンと呼声高かったレブロン・ジェームズを見ると、その体つきに驚きます。2m超の巨体にしっかりと筋肉がついているのです。ウドの大木のようなヒョロッとした身体つきのプレイヤーは、今NBAにいません。

そのNBAのマッチョ化は、例えばシャキール・オニールなどの影響もあると思いますが、発端はマイケル・ジョーダンでした。

マイケル・ジョーダンは、NBAでもいち早く筋肉トレーニングを取り入れた選手でした。彼は一日ずつ左右交互に筋トレを行いました。そしてプロテインを飲み、理想の体をオフに作りこんでシーズンに臨むようになります。特にMLBに挑戦からカムバックした後の彼の肉体は、非常に理想的な肉体だと思います。

そして時が流れ、理想的に筋肉を付ける技術が向上しました。コービー・ブライアントは筋肉をつけすぎたためスピードが遅くなり、シーズンを棒に振ったこともありましたが、今ではそのような事態を避けながら理想の肉体を手に入れます。

天才とは

ここまで言うと、僕の考える天才とは何かわかって頂けると思います。パラダイムチェンジを起こすのが天才なのです。パラダイムチェンジを起こすためには、天才の後に天才の真似をする人が現れなければなりません。

天才の後ろには、道ができていないといけないのです。

そういう意味で、イチローは天才ではありません。彼は鬼才です。間違っているかもしれませんが、イチローの真似を積極的にしようとする人はいないと思います。つまり、彼のスタイルはメインストリートではありません。

羽生の基本戦略を多くの棋士が真似したように、マイケル・ジョーダンと同じようにオフに筋トレするプレイヤーが増えたように、その世界の新しい常識をつくり上げ、発展に寄与するものこそが天才なのです。

2013年3月8日金曜日

SKE48 秦佐和子の卒業に寄せて

今日はゼミの卒業旅行だったのですが、いささか思うところがあったのでみんなが寝静まった夜に書き始めました。さすがにゼミ生はビックリするかなw


SKE48 秦佐和子の卒業に寄せて


秦佐和子の卒業

3月7日のSKE48チームKⅡ公演で、秦佐和子自身の口より3月いっぱいで卒業する旨が伝えられました。

細かなことは、このへんを見ていただけると分かります。

SKE48秦佐和子 3月いっぱいで卒業を発表 - AKB48まとめんばー

SKE48秦佐和子の覚悟:SKE48まとめエンクラ

おおまかなこと言えば、本格的に声優への夢を追って声優学校に入り直すため、この3月をもってSKE48を卒業するとのことでした。

SKE48の憂鬱

近頃のSKE48は、嬉しいことと悲しいことが入り乱れています。

チョコの奴隷の総売上が60万枚を超えたこと、ガイシホールでライブが決まったことなどはファンの誰しもが喜べることです。個人的には生歌公演の開始や6期生加入も、SKEの未来を考えると非常に喜ばしいことだと思っています。

しかしながら、少し長い目でみると憂鬱なことが多いのも確かです。差し迫っている初期メンバーを含めた9人の卒業や元SKE支配人の湯浅さんの信任問題など、SKEがAKBの姉妹グループとして自由に振る舞えない姿を見ていて苦しくなります。

特に、日本でいま3番目のCD売上げを誇るグループとは思えないほど仕事量が少ないのが、様々なところに影響を及ぼしてきているように感じています。それがひとえに名古屋という土地柄の問題なのか、地理的な問題なのか。もしくは各メンバーの所属事務所が決まらずAKS所属だからなのか、それともレコード会社がエイベックスであることが問題なのか。もっと根本的にAKBの支店のようなポジションであることが問題なのか。

どれか一つには絞ることができませんし、おそらく全てが複雑に絡み合ってあまり自由度が高くないグループとして見えてしまいます。

そんな苦しいSKEの姿を、今回の秦佐和子の卒業でまず思い出してしまいました。

前向きな卒業

そんなSKEの姿と彼女の卒業をダブらせていましたが、彼女のブログを読むともう少し前向きなように思います。

色々な声のお仕事を頂いて、その上で 
自分の力不足、今のままでは声優になんて 
とてもなれないと言う現実をつよく感じていました。 
漠然とこのままだと、数年後には皆さんと 
一生さよならするときが来てしまうなと。
秦*卒業報告|SKE48オフィシャルブログ Powered by Ameba 
仕事が来る来ない云々ではなく、自身の力不足を嘆いている彼女の姿を垣間見ることが出来ます。そして同時に、彼女の声優への一途な思いを強く感じることが出来ました。

正直言うと、僕は声優にこだわらず女優やタレントといった道も彼女にはあるのではないかと思っています。タガの外れた表情や演技、バラエティでの振りへの対応で、彼女は他の人が真似できない非凡な才能を見せてくれます。むしろそのような領域こそ、彼女の持ち味が十二分に発揮できる領域なのではないかと思うのです。

しかしながら、彼女は声優に24歳になって再度挑戦する道を選びました。24歳から声優に再挑戦するということは、一般的に言って遅い挑戦であると思います。と同時に、最後のチャンスなのかもしれません。

架け橋としてのSKE48

私にとってSKEは夢へと歩き続けさせてくれた橋のような存在でした。
秦*卒業報告|SKE48オフィシャルブログ Powered by Ameba 
彼女は、彼女にとってのSKE48を「橋」と表現しています。

夢を追い続けるか諦めるか、その決断を保留にしながらも、0048などで声の仕事を実際に行えるようになって、夢が具体的に視界に入ったのではないのでしょうか。そういう意味で、仕事へとつないでくれた橋だったと思います。

しかしながら、もう少し拡大解釈したいなと個人的には思っています。

青春の橋

ちょっと汗臭いですが、誰しもが何かに夢中になったり、夢を語るような年代があったと思います。しかしながらそのような情熱は、自身の才能のなさや現実の厳しさなどを年をとるにつれ痛感し、徐々に沈静化してしまいます。

それは実力云々の問題ではなく、むしろ精神的な問題です。夢を追う気力そのものがなくなってしまうのです。

個人的には、夢への圧倒的な情熱こそが青春にとって必要なものだと思っています。そのような情熱は、一度失うと取り戻すことは困難です。だからこそ、そのような希少な情熱が輝く青春を、アイドルは売っているのだと思います。その一度失うと取り戻せないパワーを、僕は彼女たちからどうしても感じるのです。

声優を一度諦めかけていたという秦も、過去に青春を終えようとしていたのではないのでしょうか。むしろ、より現実的な方向(大学)に進みつつあったのだと思います。

しかしながら、声優へのくすぶる何かが、アイドルというまた違ったジャンルに挑戦することで蘇った。そこにはファンとの関係や自分の資質などを再確認があったのは言うまでもないですし、もっと大きな何かがあったのかもしれません。

秦の青春を再度蘇らせた、SKE48は青春の橋だったのです。
そういうSKE48や48グループの姿は魅力的ですし、意味のあるものだと思います。


今、僕は秦から強い青春の何かを感じます。
そんな彼女を、僕は応援せざる得ません。

2013年2月21日木曜日

進捗管理でアメとムチ

ちょっとバイト先についてまとまったものを書こうと思います。まぁ、バイト先の名前はどこにも書いていないので、おそらく大丈夫だと思います。

仕事の概要

今のバイトには、最初テレアポ(電話営業)の仕事で入社しましたが、面接の際から企業を大きくする時に生ずるオペレーションの組織化の一部を任せて頂けるというお話でした。

約一ヶ月のテレアポ期間を経て、まずアルバイトのテレアポの改善、架電数の報告システムの構築、マニュアルの作成、評価システムの作成等々というお仕事を任せて頂きました。それらについて概ね満足いただけているようで、最近では主に新卒者の進捗管理を効率化する方法について考えています。

社長の経営感覚

アルバイトのボクから言うのものなんですが、弊社代表の経営感覚は非常に優れたものがあると思います。中小企業を少し舐めていましたが、社長をする人たちには何かしらの卓越した感覚があると思います。例えば、営業がすごい社長、仕事の早い社長、開発力のすごい社長などそれぞれ特徴があると思いますが、弊社代表のそれはまさしく経営感覚に近いと思います。

ボクの言う経営感覚とは、簡単に言うと人を動かす力のことです。彼によって発生する組織力のことであるとも言えるでしょう。その力はマーケティング力とか、営業力という数字には現れない力であり、けっして単体では利益を生むものではありませんが、それらを司る力として非常に重要なものだと思います。

例えば、ボクが卒論で扱おうと思った人事考課における数字の教育化効果という概念(ボクの作った概念ですがw)が明らかに体に染み付いている点です。簡単に言うと、互いに親和性の低い仕事A、仕事Bがあり、Aを行った方が評価が高いとすると必然的にAを行う機会が多くなり、Aに関するノウハウが増えるというものです。

このように何を評価するかによって、評価者は被評価者の成長さえもコントロールしています。自由な成長は必ずしも組織の利益や成長には直結しないからです。

褒めると叱る

そのような人の成長をコントロールする際に、どのように叱るのか、何を叱るのかが非常に重要になると思います。

おそらく叱ることについては絶対的に悪いことと、相対的に悪いことの2つに分けることができると思います。前者は怠惰、確認ミスのような緊張感の緩み等によって発生してしまうことや、失礼な態度や明らかな知識不足などです。後者は、営業職が開発のスキルを身につけることや、人の仕事をやってしまうといった組織の合理性を明らかに損なうような場合です。

前者は置いといて、後者をどのように設定するかがひとつの成長のコントロールにおいて重要な点だと思います。

そして、叱ることの反対に褒めることも成長のコントロールにとって重要です。犬の調教は私から見れば、概ね褒めることによって促されるものが多いと思います。「お手」が出来たらエサをあげるのは、広義の褒めることです。

日本人はプロフェッショナル意識が高いのか分かりませんが、基本的に「褒める」ことをしません。個人的には「褒める」ことによって何をすればいいのか分かるようになり、成長のコントロールが容易になると思うのですが、そういう意識はあまりないのでしょうか。

進捗管理のバランス

現在ボクの作っている進捗管理のシートは、褒めるシートと叱るシートというのを明確に分けています。こう言うと大げさですが、時間軸に沿って簡単な工夫をしているだけです。

週に一度の営業報告用のシートでは、未達成の進捗が明らかになるようにしてある一方で、一ヶ月・一年単位のシートでは達成した進捗が強調されるようにしました。つまり、前者が叱るシートで、後者が褒めるシートです。

少し過去を振り返り、これからのことを考えるときには褒めるシートでムチを打ちつつ、一ヶ月・一年という長いスパンを振り返るときには目標を達成した喜びによるアメの効果があるのではないかと考えた、私なりの工夫でした。

アメの教育化効果は頻繁に繰り返すと急速に失われる一方で、効果の限界はムチよりもアメの方が高いのではないかという予想を立てました。そのため週に一回、合計で月に四回ムチを入れられ、月に一回アメをあげるのが適切なバランスだと考えています。

これを代表に報告したところ無言の了承を頂いたようで、試用は私ではありませんが経営感覚の素晴らしい代表に期待しています。

2013年2月20日水曜日

ボクのオヤジ化

ボクも23歳になって、正直言えば体力の衰えを感じ始める時期ですが、それ以外になぜかある体力だけがめっきり強くなるという逆説が常にあると思います。そんな話です。

ボクは日本酒好き

皆さん色々と個人的に好きなお酒があると思います。女性だと、ビールが苦手な人や焼酎・日本酒が苦手な人が多いように思われます。苦いお酒が苦手なのでしょうか。その半面、大体一緒にお酒を飲んで先に酔いつぶれてしまうのは男性というのがいささか恥ずかしいものです。

ボクが一番好きなお酒は日本酒です。辛口よりも、甘口(旨口?)のお酒で純米酒が好きです。なぜ日本酒が好きかというと、悪い酔いしないことが大きいです。ワインやウィスキーなどの洋酒はすごく悪酔いしてしまいます。成人式で友人の女性に抱きついた時は、ずっとウィスキーを飲んでいました。

悪酔いにもつながりますが、次に二日酔いしないことが大きいです。これは本当に人それぞれのようですが、ボクは日本酒なら一升ぐらい飲まないと二日酔いになりません。なので日本酒だと、お酒を飲んだ後も勉強できたりと、お酒の気持ちよさと勉強するという実務を同時に達成することが出来る魔法の飲み物です。

最後に『もやしもん』の影響がすごく大きかったです。『もやしもん』は、細菌が目に見える主人公が農業大学でお酒づくりをするお話ですが、彼らが作るお酒が日本酒です。正直言えば、ボクのお酒の知識はすべて『もやしもん』です。もしくは『ソムリエ』です。例えば、日本酒の果実のような香りとか精米度合いなどの知識です。高校に『もやしもん』が置いてあって、ボクのお酒に対する憧れは募るばかりでした。

『もやしもん』は、テンポの良い部分と永遠とお酒の説明をする部分があるのでちょっと辛抱が必要ですが、面白いのでオススメです。

味の面だと、正直ボクは大抵のお酒が好きです。でも、何時間もお酒を飲むには味以外の部分が重要なので、飲み続けられるのは本当に日本酒だけです。

お酒の変遷

ボクがお酒との出会いは、まずJINROでした。JINROでお茶を割ったりしたところから始めた私は、最初からJINROとお茶と一対一で割っていたので、お酒の出会いはアルコール度12.5%でした。その後大学生になって家で飲むようになると、ウィスキーをロックで飲むようになりました。ウィスキーだと簡単に酔えるので、若い時はただ酔えるだけで満足でしたね。

その後、ボクはTEAM NACSの安田顕さんに憧れてむぎ焼酎をソーダ割りで飲むようになりました。この時代が1年ほど続いて、その後日本酒に行き着きました。途中、カルピスサワーや巨峰サワーなどにうつつを抜かすこともなく、なんともオヤジくさいお酒の変遷を辿って行きました。

最近のオヤジ化

そんなボクの最近のオヤジ化は、ついにお酒を毎日飲むようになったことです。

お酒を飲むのは好きですが、毎日飲むお酒を飲む大人にビックリしていました。休肝日ってなんだ。オヤジ化すると感覚がなくなるのかと馬鹿にしていましたが、どうやらボクもその道を歩もうとしているようです。

日本酒を毎日飲むのが日課になりつつあります。

2013年1月18日金曜日

エヴァンゲリオンQ ~気持ち悪さと救い~


卒論でなんとなく時期を逃してしまいましたが、僕がエヴァンゲリオンQを見て何を感じたかについて、簡単にですが書きたいと思います。


劇場版エヴァンゲリオンQ

~気持ち悪さと救い~


基本的な感想

僕の基本的な感想は、前半というか終わりの直前まではずっと気持ち悪いと思い、そしてなぜか最後に救われてしまったわけです。

ヒントは、羽海野さんのQに対する感想に隠されていると思います。


つまり「ずっと一緒に」や「気づいたらこんな遠くまで来てしまった」といった感想が、私が最後に救われた理由でした。

「気持ち悪い」

僕がかなり終盤まで感じていたのは、「気持ち悪い」(アスカ的に言っている体でw)といった感想でした。その気持ち悪さを、端的に表すと、

同性のオナニーを何時間も見ている感覚

です。

つまり、庵野秀明監督のオナニーを、映画館で300人くらいの観客と一緒にずっと見ているような感覚でした。同性のオナニーを見ることさえ気持ち悪いのに、それを300人のファンがこぞって見に行っている感じが、更に気持ち悪さを助長させて行きました。

庵野さんの内的葛藤の中でも、作品に対する葛藤や「僕ってなんてダメな人間なんだろう」、「弱い僕に頼らないといけない世間が悪い」といった、本来人に見せるべきではない恥ずかしい感情を、作品の大半において碇シンジの内的葛藤を描くことによって投影している感覚を受けざる得ませんでした。

カヲルくんというファン

僕は薫(カオル)ですが、最初にカヲルくんが出てきたことが嬉しかったのを覚えていますw

カヲルくんは、常にシンジを肯定し続けます。「そのままでいいんだよ」「君らしく」といった言葉で、彼の目的にシンジを巻き込んでいくわけです。

実際には、シンジはカヲルくんに肯定されることによって、救われます。シンジはカヲルくんがいなければ、ただの本当のダメ人間になってしまい、何もしないことになってしまうのです(行動の良し悪しは別として)。

その悩みさえも肯定するカヲルくんの姿を見ていると、なんとなくそれがファンであるのではないか錯覚します。つまり、碇シンジ=庵野秀明、カヲル=ファンといった構図です。庵野さんを肯定し続けるファンがあそこには投影されている気がしてならないのです。

実際、カヲルくんは人間ではなく、使徒です。つまり、本質的には敵だったハズです。TVシリーズでは、最後はシンジによって殺されてしまいました。しかしながら、Qではむしろシンジをかばって死んで行きました。

つまり、TVシリーズではプレッシャーを与えるだけの敵であったハズのファンが、長い葛藤を経験している彼を肯定し続けることによって、ついには本質的には敵でありながら味方であるかのように庵野さんの中で感じるようになったのではないのでしょうか。

そして、そのように庵野さんを甘やかしてた姿をなんとなく見せられているようで、二重の気持ち悪さがありました。

エヴァとファンの人生

エヴァンゲリオンは未完の作品です(意見の別れるところだと思いますが)。未完でなければ、劇場版など作らないと思うからです。エヴァンゲリオンは未完でありながら、ファンに影響を与え、アニメ史に三千と輝く名作として歴史に名を残すことになりました。

そういった作品であるエヴァンゲリオンには、おそらく30代ぐらいのコアなファンがいます。エヴァンゲリオンによって人生が狂ってしまった人たちです。

未完のようなモヤモヤした感覚を、エヴァンゲリオンの本当の完結をもって昇華するのを彼らは待っています。しかもそれを10年単位で待っているのです。そのような感覚が、羽海野さんの「気づいたらこんな遠くまできてしまった」といった感想につながるのだと思っています。

Qという作品の役割


新劇場版の序と破は、けっして完全に新しいストーリーではありませんでした。前作を焼き直しして、昇華させたような作品です。それは庵野さんがあそこまでは納得がいっていたからです。Qから、本格的にストーリーが展開されていくのです。

Qという作品は、まさにファンとエヴァと庵野さんの10年が表現されているように思います。なぜQが14年後からスタートしたのか、1998年の『Air/まごころを、君に』から2012年がちょうど14年たったからです。

そうしないとすでにお互いに納得出来ない大きな隔たり、つまり成長や変化を我々は体験してしまっているからです。つまり、我々(ファンと庵野さん)さんには、この10年を振り返る必要があったのです。

そうしないと本当の完結に説得力がもたせられないのです。

僕が救われた理由


そのように振り返りを経て、新しく出来あがる作品はどのような作品であるべきでしょうか。僕たちはまた庵野さんのオナニーを見なければならないのでしょうか?

やはりそれは違うのだと思います。僕たちは決してエヴァを通して庵野さんの人生を見ているのではありません。僕たちはシンジや綾波レイやアスカの物語を見ているのです。庵野さんに感情移入しているのではなく、彼らに感情移入しているのです。

シンジがカヲルくんとずっといたというのは、ファンとエヴァがずっと一緒に煮え切らない感情のまま一緒に居続けたことの比喩なのです。心地よいものであっても、それがどうやっても完結しないのは当たり前です。

カヲルくんが死んで、シンジがレイと一緒にアスカやミサトさんのもとに戻ろうと荒野を歩いていたのは、まさにそのような膠着状態から一歩進みエヴァの完結に向けて進んでいることの象徴です。(僕が思うに「人類補完計画」は『エヴァンゲリオン』という大作への比喩です。)

一度は分裂した彼らが、最後一緒になって歩いていく姿に希望を感じ、僕は最後救われました。

おわりに

途中までの『気持ち悪さ』を超えて、救われた僕の感想は『次もまた見に行こう』でした。正直、30代の人達に比べると僕はそこまで影響を受けたわけではありませんが、それでも普通のアニメよりも感情移入しています。

僕もまた完結を望んでいる一人です。

最後に、僕は葛城さんが好きなのですが、小学生の時にそういう友だちがいなかったのは悲しかったでした。また、なぜか名前が似てるだけで、カヲルくんと比べられてイケメンじゃないと言われるのも悲しかったでしたw