2013年9月30日月曜日

『いつまでもデブと思うなよ』とデブ思考 Part1

こんにちは、こんばんは、KoR89こと畠山薫です。
今日から大学院の後期が始まるので若干ビビってますw

~~『デブ思考』を本にしようとしたきっかけ~~

ボクが「デブ思考」を本にしようと思ったきっかけ、というより本にできると思ったのは、岡田斗司夫氏の『いつまでもデブと思うなよ』を読んだからでした。本書は、岡田斗司夫氏のダイエット経験を「誰にでもできる形」で説明したものですが、いわゆるダイエット本とは一線を画すものでした。


『いつまでもデブと思うなよ』の秀逸な点を、私の定義する「デブ思考」と照らし合わせて考えてみると次のようになります。
  • 目的
    • 目的の程度が大きい。
    • 特定の目標とその他の目標との相対化が行われない。
  • 手段
    • より短期的な手段を採用する傾向にある。
    • 「・・・のみ」「・・・だけ」というタイプの手段を採用する傾向にある。
    • 目標に対して有効だと思われる手段を列挙しがち。
  • 根性
    • 明らかに達成不可能だと思われる目標と手段を達成できると考える。
    • そして、それを実際に達成できる根性がある。
本書で紹介されている「レコーディング・ダイエット」は線で消された項目について完全に否定しています。特に、根性を完全に否定しています。

「 準備はできただろうか?好きなことを我慢する精神力や意志力は必要ない。
 ダイエット商品を買いそろえ、毎週のように追加する経済力も必要ない。
 仕事で疲れきった身体をジムに運び、毎日トレーニングしなければ、というような時間も作らなくていい。
 必要なのは、メモとペンだけ。それだけでスタートできる。 」


本書は根性を必要としない「レコーディング・ダイエット」を永遠と説いているわけですが、それでも本書を読むだけでダイエットを成功できるかというと、いくつか不安が残ります。

問題点は目的にあります。目的の程度が大きいばかりか、特定の目標とその他の目標との相対化が行われていない点です。前者は、120kgの人が60kgになるまでを説明しており、程度は小さくないと思います。後者については、「見た目主義社会」という言葉が、「ダイエット」そのものの価値を絶対的に価値観としている点です。

とここまで書いて、目的、手段、根性の7項目についてもっと正確に定義しないとこの手の議論は展開できないことがわかったので、次回からしばらく定義についえ行いたいと思います。

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